LS−HxxxGLシリーズのHDD交換手順
LS−HGLシリーズとは、バッファローが2007年から2008年にかけて発売したNASです。
NASであるため、HDDが故障した場合にHDDのみを入れ換えても当たり前ですが動作しません。先人の皆様の知恵を借りながら、自分なりのバックアップ手順を書きとめておきます。
用意するもの
1.LS−HGLシリーズ(オリジナルに近いものがベスト)
2.入れ換えるHDD(SATA)
3.パソコン
4.プラスドライバー
5.HDDを外付けUSBに接続するためのユニット
6.KNOPPIX(CD−ROM起動できるLinux)
7.この文章を読む努力と忍耐とそれでも交換するという意思。
全体的な手順
周辺準備
1.パソコンでネットに接続してKNOPPIXの配布サイトに行きCD−ROMのイメージファイルをダウンロードする。
2.パソコンでISOファイルをCDに焼き、KNOPPIXブートCDを作成する。
3.作成したCDを入れパソコンを起動しKNOPPIXの動作確認を行う。
4.LS−HGLを分解して中に入っているHDDを取り出す。
5.パソコンをKNOPPIXで起動
開始!
6.取り出したHDDをパソコンにUSBで接続
7.HDDを接続するとドライブをマウントするか聞いてくるので、すべて「何もしない」を選択する。
最初に付いていたHDDの内容確認
8.パーティションエディタでドライブの状態を確認する。
(内容をメモしておくこと)
9.ターミナルを開きスーパーユーザー権限になる。(su)
10.fdisk /dev/sdaと入力しディスクの詳細を調べる。
(sdaはパソコンにHDDを接続したときに自動的に割り振られる番号なので、番号が違った場合は振られた番号に従う。)
11.コマンドにpを入力するとディスクの状態が表示されるので、くまなくメモする。
標準ファームの HDD のパーティションは、以下のような割り当てとなっている
Command (m for help): p
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 1 125 1004031 83 Linux
/dev/sda2 126 748 5004247+ 83 Linux
/dev/sda4 749 38913 305556268+ 5 拡張領域
/dev/sda5 749 873 1004031 82 Linux swap / Solaris
/dev/sda6 874 38913 305556268+ 83 Linux
Command (m for help):
12.確認が終了したらコマンドにqを入力しfdiskを終了する。
Command (m for help): q
最初に付いていたHDDのデータセーブ
13.ターミナルの画面内でpartimageとコマンド入力する。
(パーティションイメージというKNOPPIXに入っているアプリケーションが起動する。)
14.ドライブイメージをセーブするパーティションを選択(セーブの必要があるのはsda1、sda2)し、保存場所とファイル名を指定する。
(今回は/tmp/sdaximgとした。xは1又は2)
15.1画面目でセーブが選択((*) Save partition into a new image file)されていることを確認してF5キーを押し、2画面目へ移動。
16.2画面目は何もしなくていい(圧縮レベルはGZIPのままでOK)のでF5キーを押して3画面目へ移動。
17.3画面目以降はそのままエンターキーで次へ。
するとセーブが終了し、パーティションイメージも終了する。
(Partition descriptionの画面はコメントを入れたかったらどうぞ、というものなので必要なければそのままエンターでOK。ほかの画面で「まだベータなんだけど良い?」みたいなのはそのままOKする。)
18.13〜17をもう一度行い、sda2のバックアップを作成する。
19.ターミナルの画面でcd /tmpと入力した後mkdir rootと入力しディレクトリを作成。
20.コマンドでmount /dev/sda6 /media/sda6と入力しディスクをマウントする。
21.ターミナルの画面でcd /media/sda6と入力しカレントディレクトリを移動する。
22.コマンドでlsと入力すると初期HDDの場合は3つほどディレクトリが表示されるはず。
23.コマンドでtar zcvf /tmp/root/LSHGLsda6.tar.gz .(最後のドットは重要)と入力しファイルを圧縮する。
24.コマンドでtar ztvf /tmp/root/LSHGLsda6.tar.gzと入力してベリファイをしておく。
25.コマンドでumount /media/sda6と入力しディスクをアンマウントする。以上でセーブが完了。
セーブしたファイルの確認
26.コマンドでcd /tmpと入力し、次にlsと入力する。
ファイル一覧が出るのでパーティションイメージで作成したファイルがあるかを確認する。
ファイル名をメモっておくと後で便利。多分sda1img.000とsda2img.000というファイルがあるはず。
27.コマンドでcd /tmp/rootと入力し、次にlsと入力する。
ファイル一覧が出るのでそこに、LSHGLsda6.tar.gzがあるか確認する。
注意:作成したバックアップはRAMディスク上にあるので、この状態でパソコンをリセット又は終了するとバックアップしたファイルはなくなる。
最初に付いていたHDDの取り外しと取り付けるHDDの接続
28.USB接続してあるHDDがアンマウントされていることを確認後USBケーブルをはずす。
(画面からsda1〜sda6が消える)
29.新しく接続するHDDをパソコンにUSBで接続する。
すでにフォーマットしてあるHDDの場合だけHDDを接続するとドライブをマウントするか聞いてくるので、すべて「何もしない」を選択する。
新しいHDDにパーティションを設定する
30.以下続いてターミナル上でのスーパーユーザー権限で操作(su)
31.パソコンに接続したHDDの接続ポイントを確認する。
(ここでは/dev/sdaとする。)
32.fdisk /dev/sdaと入力しパーティションを作成していく。
33.コマンドにpを入力すし、既存のパーティションを確認する。
パーティションが存在する場合はdコマンドで全てのパーティションを削除する。
空の状態の場合は以下のように表示される。
Device Boot Start End Blocks Id System
Command (m for help):
34.sda1の作成
Command (m for help): n
Command action
e extended
p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-121601, default 1):
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-121601, default 121601): 125
Command (m for help):
35.sda2の作成
Command (m for help): n
Command action
e extended
p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 2
First cylinder (126-121601, default 126):
Using default value 126
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (126-121601, default 121601): 748
Command (m for help):
36.sda4の作成
Command (m for help): n
Command action
e extended
p primary partition (1-4)
e
Partition number (1-4): 4
First cylinder (749-121601, default 749):
Using default value 749
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (749-121601, default 121601):
Using default value 121601
Command (m for help):
37.sda5の作成
Command (m for help): n
Command action
l logical (5 or over)
p primary partition (1-4)
l
First cylinder (749-121601, default 749):
Using default value 749
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (749-121601, default 121601): 873
Command (m for help):
38.sda5の属性を変更Linux Swapへ変更
Command (m for help): t
Partition number (1-5): 5
Hex code (type L to list codes): 82
Changed system type of partition 5 to 82 (Linux swap / Solaris)
Command (m for help):
39.sda6の作成
Command (m for help): n
Command action
l logical (5 or over)
p primary partition (1-4)
l
First cylinder (874-121601, default 874):
Using default value 874
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (874-121601, default 121601):
Using default value 121601
Command (m for help):
40.現状の確認
Command (m for help): p
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 1 125 1004031 83 Linux
/dev/sda2 126 748 5004247+ 83 Linux
/dev/sda4 749 121601 969747628+ 5 拡張領域
/dev/sda5 749 873 1004031 82 Linux swap / Solaris
/dev/sda6 874 121601 969747628+ 83 Linux
Command (m for help):
41.パーティション情報を書き込む
Command (m for help): w
42.パーティション情報が書き終わるとディスクの接続が再認識されマウントするか聞かれるが、すべて「何もしない」を選択する。アンマウントの状態にしておくこと。
43.コマンドにqを入力しfdiskを終了する。
Command (m for help): q
ターミナルの画面はそのままにしておく。
HDDのフォーマットを行う
44.パーティションエディタを開き接続したHDDドライブの状態を表示する。
45.8.で確認した各ドライブのフォーマットでそれぞれをフォーマットする。
46.sda1,2,5,6のドライブのフォーマットが終了したらパーティションエディタを終了する。
データのリストアを行う。
47.ターミナルの画面に戻り、画面内でpartimageとコマンド入力する。
(パーティションイメージというKNOPPIXに入っているアプリケーションが起動する。)
48.ドライブイメージをリストアするパーティションを選択(リストアの必要があるのはsda1、sda2)し、保存場所とファイル名を指定する。
(今回は/tmp/sdaximg.000である。xは1又は2 14.を参照)
49.1画面目でリストアが選択((*) Restore partition from an image file)されていることを確認してF5キーを押し、2画面目へ移動。
50.2画面目以降はそのままエンターキーで次へ。するとリストアが終了し、パーティションイメージも終了する。
(画面で「まだベータなんだけど良い?」みたいなのはそのままOKする。)
51.47〜50をもう一度行い、sda2のリストアを行う。
以上でパーティションイメージの操作は終了。
52.コマンドでmount /dev/sda6 /media/sda6と入力しディスクをマウントする。
53.ターミナルの画面でcd /media/sda6と入力しカレントディレクトリを移動する。
54.コマンドでtar zxvf /tmp/root/LSHGLsda6.tar.gzと入力しファイルを展開する。
55.コマンドでumount /media/sda6と入力しディスクをアンマウントする。
以上でリストアが完了。
新しいHDDの取り外し
56.USB接続してあるHDDがアンマウントされていることを確認後USBケーブルをはずす。
(画面からsda1〜sda6が消える)
組み立てと接続
57.新しいHDDをLS−HGLに取り付け、組み立てる。
58.HOMEネットワークに接続して確認する。
終了!!
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